ぶつかってきたのはそちらでしょ

先日、スーパーの出入口付近でパット見70代後半の男性にぶつかりました。私にとっては相手がぶつかってきたという感じでした。男性は袋の中に手を突っ込んで買ったばかりの品物の整理やおつりをしまったりしながら(つまりずっと下を見ていて)小走りに私にぶつかったわけです。人通りも多かったのですがよけられなかった私も悪いと思いつつも、いきなり男性はすかさず大声で「ぶつかるな。このババア」。と怒鳴り散らし去っていきました。周りの人たちは男性の方に一気に視線が集中。私の頭の中は「何言ってるの、そっちがぶつかってきたんじゃない。ババア?そっちこそ私よりじじいでしょ」 と言いたい気持ちでした。

みなさんはどう感じましたか?

私は最初は「なんだこいつ」とか「あんたがいけないんでしょ」「ババア?ばかにしないで」とか思いました。でも、まず最初に驚いたのは「周りの視線は私ではなく男性に集中するんだな」と思ったことです。怒鳴り声による無言の視線の圧力。こちらの方が心が傷つくなと感じました。その男性だって悪気はないはず、「買い忘れはなかったか」とか「おつりを早くしまわなきゃ」とか「バスが来ちゃう、急がなきゃ」とか焦っていたんだと思います。私ももっと気を付けて歩かなければと反省するしだいです。

ちょっとしたトラブルはいつでも起こるもの。私はまず、自分の気持ちを整理冷静になってから、相手の気持ちや状況を想像して考えてみようという努力をしようと思っています。(あくまで、できる範囲ですが。)

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大川 麻子
大川 麻子

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