どうしよう手助けしたいけど・・・

先日、こんな事がありました。

電車を降りて発車メロディーが鳴り始めた頃、若い親子(お母さんと幼稚園児ほどの女の子)が階段を急いで降りてきて電車に乗ろうとしたやさきのことです。お母さんは右手にバックと袋を持ち、左手でお嬢さんの手をとり急いで焦りも加わったのでしょうか、お母さんが何かにつまずいてそのまま転んでしまいました。(お母さんの両手はふさがっていたのでおでこと顔が床にあたり鈍い音が、いかにも痛そうな、鼻の骨が折れている?)数秒動けずその後うめき声が聞こえました。お嬢さんは泣きそうな声で「ママ 大丈夫?大丈夫?」と叫でいました。人が多くいた中での出来事です。

みなさんならどうしますか?

私は、残念ながら何も手を差し伸べることができませんでした。だだ、呆然と様子をを見ただけです。すかさず、数名の女性の方々が寄り添ってティッシュやハンカチを差し伸べ声かけをしていました。私はずっと家に着くまで「なぜ手を差し伸べられなかったんだろう」と悔いるばかり。「人が多かったのでだれかがやってくれるだろう」なんて思ったのか、いやいやそんなことは思いたくない。いざとなったら消極的になってしまう自分を感じます。

頭では理解していても、いざとなったらできないことってありますよね。でしゃばりとか目立ちたがり屋とかおせっかいかもとか考えてしまうこともあるかもしれません。何か行動する時、正しいことなのに自分の心の中にあるねじれた考え(例えば、これを言ったら相手は嫌な気分になるのではないか)が先に出て行動を抑えてしまうことってありますよね。状況によっては勇気も判断力も必要だということを感じてしまいます。

 

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大川 麻子
大川 麻子

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